自分のトレードが
上手くいっていても、
大きな値動きの銘柄を見ると
「いいなぁ」
「あの値幅なら、利益が…」
とか思いがちです。
自分が普段ウォッチしていない
銘柄であってもそうです。
まして、自分のトレードが
上手くいっていないときは
なおさらそう感じてしまうでしょう。
「もっといいやり方が
あるのではないだろうか?」
「あの人のやり方は
自分のより優れていそうだ」
金融投資初心者ほど
自分のトレードスタイルが
確立されていませんので、
いろいろな手法に目が移りがちです。
私自身も全くそうでした。
あっちの手法に手を出しては
手痛く失敗し、
こっちの手法を試しては
上手くいかず…。
あの頃の自分が、ありもしない
勝率100%のやり方を探そうと
思っていたのも良くなかったですし、
利益のことばかり考えて、
自分の生活スタイルや
思考パターンを考慮しなかったのも
原因のひとつでしょう。
金融投資に限らず、
投資を始めるきっかけは
「利益が欲しい」
という人がほとんどです。
利益を出す方法は
無数にあります。
つまり、やり方は
まったくの自由というわけです。
だからこそ迷いが
生じてしまうのだと
思います。
ですが、投資は継続して
ナンボだとも思います。
継続するためには
自分が無理のない範囲で
やらなければなりません。
そのためには、
自分の”投資の向き合い方”を
決めることです。
これが決まれば、
無数にあるやり方の中から
選べるようになります。
選ばなかった、または
選べなかったやり方は、
きっと継続できないやり方です。
良さそうに思えても
やらないほうが
結果的にはよいのです。
気になる気持ちは
よくわかりますが、
自分のやり方に集中したほうが
やり方の習熟度が上がり、
利益を伸ばしやすくなるでしょう。