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ローソク足の見方その2

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ローソク足の箱型の上下に
「高値」と「安値」を示すために
「ヒゲ」と呼ばれる線を付けます。

もし下図のような極端に長い上ヒゲがあったとしたら


それは、
「そのローソク足が形成される時間内に
つけた高値が始値や終値よりも極端に高かった」
と言うことを意味しています。

一方で、下図のような極端に長い下ヒゲがあったとしたら


それは
「そのローソク足が形成される時間内に
つけた安値が始値や終値よりも極端に安かった」
と言うことを意味しています。

ヒゲの長さが短い場合でも、
基本的な考え方は同じです。

ヒゲの先端はあくまでも
瞬間的な高値と安値に過ぎません。


陽線のローソク足の箱型の上辺は「終値」ですが、
この時もし「終値 = 高値」であれば、
上ヒゲのない陽線となります。

また、陽線のローソク足の箱型の下辺は「始値」ですが、
この時もし「始値 = 安値」であれば、
下ヒゲのない陽線となります。


陰線でも、考え方は全く同じです。

陰線のローソク足の箱型の上辺は「始値」ですが、
この時もし「始値 = 高値」であれば、
上ヒゲのない陰線となります。

また、陰線のローソク足の箱型の下辺は「終値」ですが、
この時もし「終値 = 安値」であれば、
下ヒゲのない陰線となります。


ローソク足の読み方を解説した相場書などでは、
「長いヒゲは天井や底を暗示している」
と書かれていることがあります。

確かにそういう側面がないわけではありませんが、
一時的な価格の変動は
資金力がある人であれば
意図的に発生させることができます。

そのあたりのことは以前ブログで書きましたね。


ヒゲの先端で売買することは現実的ではありませんし、
日中に相場に張り付いていることは
人生の無駄でしかありません。

相場の記録を見る理由は、
相場の流れを「視る」ためです。

ローソク足を日々描いていくことで
価格の推移が見えてきます。

他にも価格の推移をみるときに使うグラフとして、
終値のみをプロットしてつないだ

「終値グラフ」や

もっとシンプルに家計簿のように
日付と株価を記録した
「場帖」
を使う人もいます。

なにを使うかは、その人の好みによるところが
大きいかと思います。

どのようなモノを使っていても
大切なことは、日付と価格の
両方がわかることが最も重要なのです。

この記事を書いた人
悟流 剛
トゥインクルサロン専業のトレーダー。株・先物・FX・仮想通貨のトレードを通じて、貴重な経験を積む。 現在は、ゆったりとした先物取引で着実に利益を上げていくスタイル。
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