★1時間目：ノウハウ（手法）だけでは勝てないのか？
★2時間目：マーケットの特徴
★3時間目：人間の心理
★4時間目：勝ち続けるトレーダーのマインド その1
★5時間目：勝ち続けるトレーダーのマインド その2
☞6時間目：勝つために具体的に必要なことは？
7時間目：常に冷静でいる境地
さてこれまでの講義で
勝ち続けるトレーダーとなるために
・マーケットの心理
・勝ち続けるトレーダーの心理
について、学んできました。
ここまで来たら
重要なことは分かった。マインドの話はこれぐらいにして
トレードノウハウを教えてくれ！
と、思い始めていることでしょう。
しかし、手法については「あなたが」確立するべきなのです。
なぜかといいますと・・・
トレードにおける手法は、自分自身のメンタルおよび
資金管理とバランスをとっていなければなりません。
もしあなたがサラリーマンをやりながらトレードしているのだとしたら、
専業トレーダーと同じように、四六時中モニターの前に
張り付いているわけにはいかないでしょう。
サラリーマンが余剰資金でトレードされているのなら、
しばらく負けトレードが続いても耐えられるでしょう。
しかし、専業トレーダーのように
生活費を稼がなければならないトレードであれば、
ある程度高勝率で、毎月結果が出るような手法でなければやっていけません。
トレードできるタイミングや資金量、求める利益率…
これらは十人十色、人それぞれです。
そのため、自分が心地よいと思うようなトレード手法でなければ
続けられないのです。
そして、どんな手法も勝率100％はあり得ません。
もし勝率100％をうたうトレード手法があれば、
それは絶対に詐欺です。
自分の手法の勝率を過去検証し、
自分自身が納得していなければ
負けが続いたときにその手法を続けられないのです。
判断を他人や他人の手法にゆだねるのは簡単です。
失敗を他人のせいにできます。
ですが、これはあなたの仕事なのです。
あなたの大事な資金を投下するのですから。
さて努力の甲斐あって
期待値のある手法を確立したとしましょう。
どのようにトレードすべきでしょうか？
答：いつ何時も淡々とトレードすべき
勝ち続けるトレーダーは常に淡々と売買していましたね。
負けが続いたから…
これ以上は負けられないから…
もし、この心境でトレードを躊躇するようであれば
過去検証が足りないか資金管理がうまくありません。
チャンスはどのぐらいの頻度で来るのか、
期待できる勝率はどのぐらいなのか、
想定される損失と利益はどのぐらいなのか、
破産する確率はないのか…
これらに納得して初めて、淡々とトレードできるようになります。
これがトレードマインドで学ばなければならない
資金管理も含めた”あなたの心理”、なのです。
そもそも、なぜ淡々と同じ戦略をとる必要があるのでしょうか。
そうしないと、「期待値が得られないから」です。
世にあるパチンコ屋、カジノはギャンブルというものを扱いながらも
確実に大儲けしています。
彼らは統計的に期待値があることを淡々とやっているだけなんです。
パチンコやカジノで、たまに大儲けする人がいますが、
それも想定したうえで、期待値を考えています。
パチンコやカジノで大儲けする・・・
お店にとってみれば損失が出ている状態ですが、
だからと言って、お店は閉めません。
ひと月とか半年とか1年とか、長い期間で考えれば
負けるひとが増えてくるため、
おおむね期待値に収束し、お店は利益となります。
これを「大数の法則」といいます。
前回の講義でお伝えした、
「最後は成功すると信じる」ことが
個々のトレードにおいても重要なのは、
大数の法則を作用させるためなのです。
トレードも同じようにあるべきだと思いませんか？
