トレード

トレードを車の運転に例えると?

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ネット上の相場系情報商材で、
「誰でも月利10%以上狙える!」
みたいなものを見かけることがあると思います。

株の信用取引では3倍までですが、
FXでは預け入れた証拠金の
25倍までの範囲で、
売り買いすることができます。

情報商材で圧倒的によく見るのは
FXのトレード手法や
自動売買システムで、
このレバレッジの高さを利用して、
高い利益率を出しています。


例をあげましょう


今のドル円相場は、
1ドル105円前後ですので、
1万ドルのドルを買うために
必要な金額は、105万円です。

25倍のレバレッジをフルに利かせれば、
105万円も必要ではなく、
証拠金が4万円ちょっと、
5万円もあればおつりが来てしまう、
そんな感じで買えます。

もし1か月ほどかけて、相場が
1ドル105円から
1ドル107円まで
円安が進んだとしたらどうなるでしょう?

105万円だったものが
107万円になったわけですから、
利益は2万円です。

レバレッジをかけていなければ、
2%程度しか動いていませんから
利益率もせいぜい2%ですね。

しかし、今回は25倍の
レバレッジを利かせています。

必要な証拠金はいくらだったでしょうか?

5万円でしたね。

となれば、1か月で5万円が7万円になったのですから
実に40%もの利益率をたたき出したことになります。


用意しなければならない証拠金を
なるべく低く抑えれば
ぱっと見の利益率は
非常に高く見せることができます。

しかし、これは現実的ではありません。

もし負けちゃってたら、
つまり円高になって
1ドル103円まで行ってしまっていたら、
損失は2万円です。

損失率は40%…。
しかも、手元に残っているのは
3万円です。

これでは次のチャンスで1万ドル
買うことができません。

このように、
資金に余裕を持たずにトレードすることは
必敗の法則ともいえます。


車の運転で、
車両性能や自分の腕を過信して
ジグザグ走行を繰り返し、
ぶっ飛ばしているのと変わりません。

一時は先行していくので、
安全運転をしている側から見れば
「先に行けていいなぁ」
と思うかもしれません。

しかし、実際には先で事故を起こす羽目となり、
事故処理で足止めを食らい、
修理代や損害賠償金が
高くついてしまうのです。

この話はトレードに限りません。
投資全般に言えることなのです。


誰しも早くお金持ちになりたい…。
そういう気持ちがあるのは
自分も痛いほどわかります。


トレードにおいて、
資金管理計画は
最重要項目のひとつです。

つい目先の利益に目がくらんでしまいがちですが、
大事な資金を減らすことがないように
するべきです。

よく言われていることですが、
少なくとも「バルサラの破産確率」を
確認するべきです。

車と同じく、安全運転で
資産形成をしていくように
してください。

この記事を書いた人
悟流 剛
トゥインクルサロン専業のトレーダー。株・先物・FX・仮想通貨のトレードを通じて、貴重な経験を積む。 現在は、ゆったりとした先物取引で着実に利益を上げていくスタイル。
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