往来相場は誰が見ても
往来相場とわかりやすいため、
安く買って高く売り、
高く空売りして安く買い戻す・・・
そういう行動をとる投資家が
数多くいます。
さて、
・安く買った人
・高値で買ってしまった人
どこで損切りすると思いますか?
往来相場は永遠には続かず、
いずれ上昇相場や下落相場となります。
買っていた人からしてみれば、
上昇相場は大歓迎です。
しかし、下落相場となってしまってはたまりません。
それゆえ、下落相場へと
変化してしまうと思う価格で
あきらめて損切りする注文を
出すことになります。
その価格とは、安値割れ・・・
つまり、安値を更新する価格
です。
本来であれば、
「高く売りたい」ですから、
そんな安いところで
売るような人は居ないと考えるところです。
しかし、あきらめたり
パニックになって売る人には
そんな考えはありません。
とにかく売って、
損失を回避しよう!
という心理状態です。
そういう人たちは、
逆指値注文を使うことで
成行注文で売ることになります。
これが
「誰でもは見えない注文」
です。
この注文は指値注文とは違い、
売買板には現れません。
しかし、こういう注文が
潜在的に存在しています。
上記の説明は、
往来相場の「買っている人」の
損切り注文について
説明しました。
往来相場の「売っている人」についても同様です。
往来相場の高値を更新する価格付近は、
空売りした人が損切りするポイントです。
ここには買戻しの逆指値注文が
存在します。
成行注文で買うことになるでしょう。
往来相場のちょっと外側には
この「見えない注文」が
存在していることを
覚えておく必要があります。
注文が見えなくても
買いたい人売りたい人がいることを
忘れないようにしてください。