トレード

往来相場の売買(その1)

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今年の1月のブログでも書きましたが、
儲かるためには
「安く買ったものを高く買ってくれる人に売る」
「高く売ったものを安く売ってくれる人から買い戻す」
必要があります。

となれば、
往来相場の下限に来たら買って、
往来相場の上限に来たら売る。

という、ごく当たり前の戦い方に
なります。

つまり、往来真ん中へんは
売ったり買ったりするの
「愚の骨頂」
と言うわけです。

ついつい目先の値動きに騙されたり、
チョットした欲の助平心で
売ったり買ったりしたいと思うでしょうが、
往来相場の中央付近では
「基本的には」仕掛けるのはやめるべきです。

「基本的には」というのには
理由があります。

先々の展開を想定して
それでもなお仕掛けるのであったり、
やはり先々の展開を想定して
そこで手仕舞いすることは
無いわけではないからです。

しかし、それは
「戦い方の本質」
を理解してからでも
遅くはないでしょう。

この「戦い方の本質」については、
往来相場の売買がひと段落してから
お伝えしようと思います。


さて、前回の記事で、
「往来相場の安値を更新する
 ような価格は逆指値の
 売り注文が存在する」
と書きました。

一方で、前々回の記事では、
「往来相場の安値付近と
 安値を更新するような価格は
 買い注文が数多く存在する」
と書きました。


つまり、この往来相場の
安値を更新するような価格は
多くの売買が成立する価格でもあるのです。

資金が多い機関投資家は、
自らの注文で価格が動いてしまいがちですが、
こういうところでは不利を背負わず
買うことができます。


往来相場の価格帯を
チョット逸脱してから
元の往来相場に戻ることは
往々にしてあります。

これは、機関投資家など
資金力のある人が
自分の注文を有利に捌いているからに
ほかなりません。


であれば、往来相場の戦い方としては
・安値に来たら、買う
そして、
・安値を更新されることを想定しておく
べきなのです。

売りに関しても同様です。

・高値に来たら、売る
そして、
・高値を更新されることを想定しておく
べきなのです。

極論を言えば、
・安値を更新されたら買う
・高値を更新されたら売る
でもいいかもしれません。

世で言われている
「ブレイクアウト戦術」
とは真逆ですが、
安く買って高く売る、
高く売って安く買い戻す
という「儲かる仕組み」から考えれば、
ごく当たり前のことなのです。


「でも、ブレイクアウト戦術が
 有効となって、往来相場が終わってしまう
 かもしれないじゃないか!」

という懸念があるでしょう。
心理的にやりにくいことも
良くわかります。

そこで次回は、もうちょっと
突っ込んだ売買について
解説したいと思います。

この記事を書いた人
悟流 剛
トゥインクルサロン専業のトレーダー。株・先物・FX・仮想通貨のトレードを通じて、貴重な経験を積む。 現在は、ゆったりとした先物取引で着実に利益を上げていくスタイル。
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