前回のブログで、
自分は「玉を建てるときは、逆張りで」
と書きました。
この「玉を建てる」「建玉」というのは
ポジションをとる、ということです。
空売りのポジションがあるような場合は
「売り玉がある」といいますし、
ちょっとだけ試しに買ったりすることを
「試し玉を入れる」なんて言います。
さて、買いにせよ売りにせよ
この建玉を具体的にはどうやっているか?
についてお伝えします。
自分の獲りたい流れと予測が
「上昇」のときは、
「安く買って高く売りたい」わけです。
ですので、今日の引け時点で
昨日の引けよりも安くなっていたら
買うことを検討します。
2日ぐらい連続で「引け安」になっていたら
試し玉として、買う予定の20%ぐらい買います。
この時、全力で買うような真似はしません。
なぜなら、翌日上昇する保証は
どこにもないからです。
まだ下がるようであれば、
「安く買うチャンス」ですから、
今度は買う予定の30%ぐらいを追加で買います。
これで、試し玉で買った分も含めると
買う予定の50%が買えたことになりますね。
さらに下がるようであれば、
またまた「安く買うチャンス」ですから、
ここで残りの買う予定の50%を買って、
買う予定の数量全部を買い切ります。
このように、分割で下がっていく相場を
買っていきます。
このことを、「買い下がり」と言います。
なんだ、ただのナンピン買いじゃないか
と思われるかもしれませんが、
苦し紛れのナンピンではありません。
計画もなくやみくもに行うナンピンではなく、
買い下がりは計画的に行うものです。
ですので、下げた日数や値幅によっては
当初計画を逸脱したとして、
試し玉の段階であきらめて、
損切り手仕舞いをする場合もあります。
やってみるとわかりますが、
逆張りの仕掛けは利益になりやすいです。
まだ分割売買を併用することで、
不利を背負わないで済みます。
いかにして不利を背負わずに戦うか、
打てる手立てを複数想定して戦うか。
それを可能にするのが、資金管理でもあります。
事前準備がしっかりしていれば、
トレードはとても勝ちやすいのです。