為替でも株でも、
トレードするとなると
「これまでの価格がいくらだったのか?」
を見ていくことになります。
もちろん、過去の価格で
未来を完璧に読み取ることはできません。
しかし、多くの人が
過去の価格から、売買の意思決定をします。
売買するにあたり、
「価格を見ない」ということは
ほとんどないからです。
さて、過去の価格を表すのにあたり
一般的によく使われているのが
ローソク足
と呼ばれている棒グラフ状のものです。
価格を記録していくのにあたり、
「どの程度の頻度での記録か」
が一つ重要なファクターです。
江戸時代の米相場の頃は、
当然コンピュータも存在していませんので
記録や取引はすべて人力です。
となれば、あまり高頻度で
記録をとることは現実的ではありません。
それゆえ、主に使われていたのは
日足(ひあし)
と呼ばれる1日ごとの記録をとったものでした。
近年ではコンピュータの発達により、
高頻度で記録をとることが可能となりました。
1日ごとではなく、1時間ごとに記録をとった
1時間足(いちじかんあし)や、
5分ごとに記録をとった
5分足(ごふんあし)なども使われるようになっています。
逆に、記録の期間を長くして
1か月ごとに記録をとった月足(つきあし)
というのもあります。
どの「足」でも、1本のローソク足ができるまでに
かかる時間が違うだけで、
ローソク足そのものの意味は同じです。
つまり、グラフの横軸が経過時間を意味します。
グラフが並んだ数だけ、時間がたっているというわけです。
日足のローソク足が並んだものを
「日足のローソク足チャート」
と言います。
もっと簡単に、
「日足」
と言う場合もありますので
文脈から読み取れるように慣れておきたいところです。
次回から、ごく基本的な
ローソク足の見方をお伝えしたいと思います。