トレード

往来相場の売買(その3)

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前回の記事で、
上昇や下落の日数を
数えておくことの重要性は
理解していただけたと思います。

また、これまでの記事で
売るなら上限だし
買うなら下限だということも
腹落ちしたことでしょう。


ですが、仕掛けるだけでは
儲けられません。

手仕舞いして初めて
利益となるのです。

また、思いがけず
往来相場が終わってしまった場合の
対処についても
想定しておく必要があります。


利益確定するのであれば、基本的には
上限に来たら買いを手仕舞いするべきですし、
下限に来たら売りを手仕舞いするべきです。

上昇・下落の日数を数えていて
そろそろ終わりそうかな?
と言うタイミングであれば
間違いなくそうでしょう。


では一方で、日数は経過したものの
価格としては上限や下限に
来ていない場合・・・。

こういう場合は、
「買っている人」と
「売っている人」の
欲望と恐怖が交錯するので
混沌とした値動きになりがちです。

そのため、勝ちたいのであれば
冷静になることが
一番重要なポイントとなります。


冷静になるためは
相場から離れる。

そのための一つの方法として、
持っている/空売りしている株を
一旦手放してしまう・・・
つまり、建玉をゼロにすることが
挙げられます。

往来相場での本質的な考え方としては、
「往来相場の下限に来たら買って、
 往来相場の上限に来たら売る。」
ですから、一度手を引いて
また上限や下限に来るまでは
静観したっていいわけです。

前々回の記事で、
往来真ん中へんは
売ったり買ったりするの
「愚の骨頂」
と言いましたが、
それは仕掛けについてです。

手仕舞いの場合は、
この限りではないのです。


日数が経過していたら、
まだいけるという気持ちも
あるでしょうが、
冷静になるのも
相場で長く生き残るための
知恵でもあるのです。


次回は見込み違いで
撤退しなければならないとき、
つまり損切りについて
解説したいと思います。

この記事を書いた人
悟流 剛
トゥインクルサロン専業のトレーダー。株・先物・FX・仮想通貨のトレードを通じて、貴重な経験を積む。 現在は、ゆったりとした先物取引で着実に利益を上げていくスタイル。
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