戦い方の本質について、
ざっくりと説明しました。
今日はそのうちの一つ、
逆張りについて、
細かく解説をしたいと思います。
「反転する前に、
下がって下限に来たら買う」
のが、逆張りでの買い方です。
つまり、前日比で見たときには
価格が下がっているときに
買うことになります。
下限を割る可能性についても考えれば、
2,3日続けて下落していると
より有利でしょう。
なぜなら、一時的かもしれませんが、
反発する可能性が高いからです。
また、一気に下限を割って
下落相場となる可能性が
多少かもしれませんが、低いからです。
一方で、相場格言で
「落ちてくるナイフはつかむな!」
と言うものがあります。
どこまで下がるかわからないのに
買うのは危険だ!
ということを言いたいのでしょう。
資金管理も考えずに、
また日数や価格を考慮せずに、
さらに下限を割る可能性も考えずに、
買うのであれば、
確かにそれは危険でしょう。
しかし、逆に言えば
ちゃんと資金管理をし、
日数を数えて下限まで下がったタイミングで、
下限を割った時に追撃する前提でいれば、
危険を避けることができます。
買うのなら安く買いたい。
それこそが、不利を背負わず
理にかなった事実なのです。
相場格言は確かに一部の真実を
端的に表しているのですが、
相場はそんな単純ではありません。
そのため、相互に矛盾している
相場格言は数多くあります。
相場格言などに惑わされることなく、
正しい考え方を身に着けて
いただければと思っています。