トレード

トレードマインド講座【マーケットの特徴】

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★1時間目:ノウハウ(手法)だけでは勝てないのか?
☞2時間目:マーケットの特徴
3時間目:人間の心理
4時間目:勝ち続けるトレーダーのマインド その1
5時間目:勝ち続けるトレーダーのマインド その2
6時間目:勝つために具体的に必要なことは?
7時間目:常に冷静でいる境地

1時間目で、
トレードで最後まで勝ち続けるためには
トレードマインドが必要とお伝えしました。

リバモアのような、世界最高とも言えるトレーダーであっても、
トレードマインドのほんの一部(資金管理)が不足するだけで、
最後まで勝ち続けられなくなってしまうのです。

一方で、大きく稼いだリバモアのノウハウは
マーケット(≒他のトレーダー)の心理を
うまく利用していました。

今回は、そんなマーケットの心理について、
価格を動かす要因についてフォーカスし、
お伝えいたします。

マーケットで価格が動くのは、どのような理由でしょうか?

様々な意見があるかとは思います。
例えば、
・ファンダメンタルズ(ニュースや企業状況など)
・テクニカル(値動きのパターンから)
・需要と供給(買い手が多ければ価格上昇、売り手が多ければ価格下落)

それぞれの意見にある程度の得失はあると思いますが、
自分の意見としては

・欲と恐怖

によって、動かされていると思っています。

実際のところ、マーケットでの売買は、
売り手と買い手のどちらかが妥協しなければ
成立しません。

あるモノを「1万円でないと売らない!」という人と、
「5000円じゃないと買わない!」という人がいた場合では、
売買は成立せず、膠着状態です。

売買が成立しなければ、価格は確定しません。
今の価格はあくまでも「最後に成立した価格」でしかないのです。
変動するには、いくらでもいいから買いたい人/売りたい人が必要です。

つまり、成行で売ったり買ったりする人がいないと価格が変動しないのです。
※成行売買:即時に売買が成立するように売ったり買ったりすること。

成行で売買する人は、いったいどういう心境の人でしょうか?

「今買わないと儲からない!!!」
「もうこんなに損失が膨らんでしまった…。これ以上の損には耐えられない!」

こういう心理状態です。

事実、欲に目がくらんだ新規注文や損失回避の注文の多くは成行売買です。

価格が大きく動いているとき、
マーケットでは欲と恐怖が渦巻いていると思って間違いありません。

マーケットを動かしているのは、人間の心理です。

トレードするにあたり、マーケットの参加者がが今どのような心理でいるのか、
その点について理解しておくことが、
マーケットにおける自分の優位性につながっていきます。

▶3時間目:人間の心理

この記事を書いた人
悟流 剛
トゥインクルサロン専業のトレーダー。株・先物・FX・仮想通貨のトレードを通じて、貴重な経験を積む。 現在は、ゆったりとした先物取引で着実に利益を上げていくスタイル。
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